新人が「とったどー!!!」体験をすることの意味について | 医療特化型の研修・組織開発ならアクリート・ワークス

新人が「とったどー!!!」体験をすることの意味について

0404d48119299fe44fb0c2de799991ad_s

 

 

少し前の話ですが、こどもたちと一緒にテレビで「無人島0円生活」(?)という番組を見るのが好きでした。

 

 

中でも、お笑いタレントの濱口優が、海中に銛一本を携えて潜っていき、魚を捕まえた後にする「とったどー!!!」という雄叫びは、釣り好きの自分としては思わず感情移入してしまうほどけっこうお気に入りのシーンでした。

 

 

この「とったどー!!!」体験は、人間に前に進んでいくための土台を与えてくれるように思います。

 

 

雨露を避ける家もない、身を守る道具も持たない、食糧の確保も保障されていない。「とったどー!!!」と言う言葉にはそんな無人島で生き抜くことができるという自信を掴みとった喜びが集約されています。

 

 

新人が職場で自分の居場所を掴み取っていくプロセスと、無人島で生き抜く術を見つけていくこととは共通点があると思います。

 

 

人脈もない、知識やスキルもない、将来も約束されていない。

 

 

果たして、自分はこの仕事で生きていけるのだろうか。

果たして、自分はこの職場に適応できるだろうか。

 

 

そんな不安と恐怖を抱える新人にとって、「とったどー!!!」体験は自分の未来のドアを開くという大きな意味を持っているのではないでしょうか。

 

 

上司としては、どうやって新人にそんな体験をしてもらうか頭を捻りたいところではありますが・・・

 

 

こんな「とったどー!!!」を上司が意図的に部下に経験させることは難しいのかもしれません。

 

 

ただ、そんなチャレンジが出来るような舞台を用意してあげること。

そして、余計な手出しをなるべくしないこと。

「何をするか」よりも、「どう見守るか」が大切なように思います。

 

 

守屋文貴

 

 

  • Facebookで
    シェア

  • Twitterで
    シェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

    記事が気に入ったら
    ブックマーク!

  • 記事が気に入ったら
    いいね!

  • アクリート・ワークスをフォーローする

運営者紹介
  • 守屋 文貴

    医師、株式会社アクリート・ワークス代表パートナー
    医療機関を対象としたマネジメントスキル研修を実施している。

私たちが目指すもの(動画)

私たちが目指すもの(動画)

なぜ起業したか?何を目指しているか?私たちの考え方や人となりを知っていただくための自己紹介動画です。

ブログ

ブログ

守屋が日々考えていること、医療機関ならではのお困りごとを解消するための視点、おすすめの書籍やツールなどを紹介しています。

研修、コンサルティングのご相談はこちらから

研修、コンサルティングのご相談はこちらから

「研修をしたいが、何からスタートすればよいか分からない」「組織課題について、まずは言語化したい」など、守屋が相談に乗ります。お気軽にご連絡ください。


アクリート・ワークスとは?
アクリート・ワークスは、病院やクリニック、調剤薬局、介護施設などに対して医療特化型研修を提供しています。新任管理職を対象とした管理職研修、研修医を対象とした新人研修、コーチングやファシリテーションなどのスキル別研修、医療チーム対象としたチームビルディング研修など・・・医療機関のニーズに合わせてカスタマイズして提供します。
また、アクリート・ワークスの強みは、組織開発にあります。継承・建替時の新体制確立の支援、採用の仕組みづくりと離職対策、幹部人材の育成、会議の運用方法の見直しなど医療機関の重要課題を解決していくプロセスを支援します。