眉毛の話~じぶんの「こだわり」を捨てられるか?~ | 医療特化型の研修・組織開発ならアクリート・ワークス

眉毛の話~じぶんの「こだわり」を捨てられるか?~

2017/1/8 

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私の眉毛が太いという話ではありません・・・・(笑)

 

 

「ジョジョの奇妙な冒険」で知られる荒木飛呂彦さんが、「荒木飛呂彦の漫画術」の中で書いていた話。

 

 


たとえば、僕が遊びで漫画を描き始めた一九七〇年代は、「男は太い眉、女は細い眉で描き分ける」のがセオリーでした。ところがある時から「男も細い眉」が普通になり、逆に「太い眉」がダサくなってしまったのです。実際、今、「太い眉」で描いたら、「昔の漫画の絵だな」という感じでしょう。

(中略)

僕のイメージでは、「細い眉の男」というのは少女マンガのヒロインの次くらいの、恋敵や冷たい意地悪なキャラクターだったので、「細い眉の男」を描くときに抵抗を感じなくなるまでに随分苦労したものです。ようやく「細い眉」が普通に描けたのは『ジョジョ』の第四部「ダイヤモンドは砕けない」の主人公仗助あたりからですが、このままでは自分の絵が古くなる、という危機感を持たずにはいられませんでした。

 

長い間、必ずそうするものだと思っていた「太い眉」は、実は決まり事でもなんでもなく、単なる思い込みに過ぎなかったということです。もし僕が「太い眉」しか描けなかったら、僕の絵は古い漫画の絵にとどまっていたことでしょう。

「荒木飛呂彦の漫画術」より引用


 

 

この、じぶんの「こだわり」を捨てるということ。

中々難しいものです。

 

 

自分も研修の仕事をはじめて10年近くになり、何となく自分の「型」のようなものが出来てきました。「型」が出来たことで、準備に時間がかからなくなり、精神的にも時間的にも余裕が産まれました。そして、安定した成果が挙げられるようになってきたと思います。

 

 

と同時に、色々と試行錯誤していた時期よりも、自分の中の「こだわり」を手放しにくくなっている自分もいるなと感じます。

 

 

伊賀泰代さんはベストセラー「生産性」の中で、生産性向上のためには、「3パーセントの改善と3割の改革を意識することが重要である」と書いていました。

 

 

『3パーセントの改善』は、じぶんの「型」の延長上でできるものでそれほど心理的抵抗はありません。クライアントのフィードバックや、受講者の反応を参考にしながら常に実行しています。

 

 

一方で『3割の改革』をするためには、「こだわり」を捨てないと中々難しいものです。例えば、「バーチャルで研修をやってもらえないか」という相談を受けることが増えてきました。しかし、私の中では「リアル」で「インタラクティブ」なやりとりこそが深い学びにつながるというこだわりがあるので、どうしてもバーチャルな環境を用いた研修にはニの足を踏んでしまいます。

 

 

また、そもそも自分の「こだわり」が空気のようになり、「何にこだわりを持っているのか」さえ自覚できなくなっている場合もあります。そんな「こだわり」に気付かせてくれるのは、クライアントからの一見「無理だな」とも思えるような依頼なのかもしれません。そんな仕事の中に、自分の新境地を開いてくれるヒントが隠されているように思います。

 

 

守屋文貴

 

 

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    医師、株式会社アクリート・ワークス代表パートナー
    医療機関を対象としたマネジメントスキル研修を実施している。

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