行動につながりやすい目標設定のしかたとは?~How do you eat an elephant?~   | 医療特化型の研修・組織開発ならアクリート・ワークス

行動につながりやすい目標設定のしかたとは?~How do you eat an elephant?~  

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How do you eat an elephant?

(どうやってこんなに大きな象を食べればいいの?)

 

One bite at a time.

(一口ずつだよ。)

 

 

こんな諺があるように、「大きな目標であっても可能な限り分解して、bite size(一口サイズ)にする」と、人間は行動を起こしやすいことが知られています。

 

 

このことを、心理学では「目標勾配」という言葉で説明しています。

 

 


実は、私たちには、目標となる対象について、時間的にも、空間的にも、近づくほどにモチベーションが強められるし、行動が積極的になる傾向があります。こうした特性は「目標勾配」と呼ばれています。

 

 

この「目標勾配」の特性があるため、私たちは、とりあえず少し努力をして目標となる状態に近づくことにより、取り組んでいる作業により積極的になれます。さらには、ある程度の労力をかけた後では、自我防衛機制に基づく「合理化」によって、その自分の取り組み自体を積極的に評価しやすくなるのです。

 

 

「時間の使い方」を科学する PHP新書 一川誠 著 p.90より引用


 

※自我防衛機制による「合理化」とは、たとえ行動する前には、その行動が自分が望むものではなかったとしても、いったん行動してしまうとその行動は自分が望んでいたものだと、自分の行為を正当化するような心の働きのこと。

 

 

私もこの心理を利用することで、自分をモチベートしやすくなりました。

 

 

例えば、「パソコンで山ほど資料を完成させなければ、でも面倒くさい」などと思って体が動かないときでも、「まずは、表紙だけをつくろう」などとbite size(一口サイズ)のゴールを設定することで、行動しやすくなります。そして一旦身体にスイッチが入ると、その後はそれほど自分に鞭打たなくても作業を進めていくことが出来ます。

 

 

コーチングでも「あなたが出来る一番小さな一歩は何ですか?」という質問は良く使われます。とにかく、まずは一歩を踏み出すこと。やる気は後からついてくるといったモチベートの方法です。

 

 

チームビルディングや組織変革を進めるときでも、いきなり大きなゴールを示すとメンバーからの反発が生じたり、やる気を失ってしまう場合もあります。そんな時に、「自分たちが出来る一番小さな一歩は何だろう?」という問いを持っておくことは有益です。

 

 

守屋文貴

 

 

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    医師、株式会社アクリート・ワークス代表パートナー
    医療機関を対象としたマネジメントスキル研修を実施している。

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