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ひとりの医療従事者を育てるためには、ひとつの地域が必要

2017/1/6 

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吉福伸逸さん(トランスパーソナル心理学を日本に広めた立役者)の言葉で、「ひとりの子どもを育てるためには、ひとつの村が必要」というものがあります。

 

 


本来、社会は、多様性に富み、ダイナミックなものです。子どもが成長していくためには、こうした社会が必要なのです。その中で、子どもはさまざまな価値観が存在するのを知り、その違う価値観の持ち主同士がどのように争い、協力し合い、妥協点を見つけていくかを学んでいくことができるからです。

 

 

だからこそ吉福さんは「ひとりの子どもを育てるには、ひとつの村が必要」だと言うのです。

 

 

「吉福伸逸の言葉」 向後善之、新海正彦、ウォン・ウィンツァン、新倉佳代子 著 より


 

 

これは、医療現場のリーダー育成の大きなテーマでもあると思います。

 

 

各専門職は独自の文化、価値観を持っています。担うべき地域にも様々な立場の人がいます。医療現場のリーダーが直面する様々な悩みの奥底には、「多様な価値観を認め、それを統合していくこと」という課題が隠れています。

 

 

「私と同じように他人も物事を考えてくれるに違いない」という思いこみが、様々なコンフリクトを産み出す根本原因です。「自分とは、全く異なる考え方をする人が存在するんだ」という驚きが、その思い込みを打破して、相手を受け入れていく土台となります。

 

 

吉福さんの言葉を借りるならば、「ひとりの医療従事者を育てるためには、ひとつの地域が必要」なのだと思います。

医療従事者を自分の専門領域の中に閉じ込めるべきではありません。

 

 

自分の職種という枠組みから一歩踏み出して他の職種に関心を向けること

病院から一歩踏み出し、地域で何が起きているかを自分の眼で見ること

 

 

チーム医療を実現するためには、そのような経験を学生時代から少しずつ積み上げていく必要があると思います。

 

 

守屋文貴

 

 

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    医師、株式会社アクリート・ワークス代表パートナー
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